センター概要
センターの理念と目標
省エネ社会に向けた革新的な集積エレクトロニクス技術を生み出すためには、新しい成長原理を創出し、科学的理解(学の力)と高度なモノ作り力(産の力)を結集する産学連携の場の高度化と拡充が急務となっています。
この社会的要請に鑑み、本センターでは、本学が蓄積してきた知と伝統に基づき、世界の知がまわる国際的研究開発拠点(CIESコンソーシアム)を構築し、将来の省エネ社会・安心安全社会等に資する革新的技術の研究開発を推進していきます。この中で、ワールドクラスの企業との産学連携共同研究に加え、地域企業との連携活動を展開し、国や地域行政からの支援施策も活用しながら、本学の革新的シーズ技術の実用化・産業化を目指して参ります。これらの活動に加えて、国家プロジェクトを中心に、大学発の新しいコア技術群を創出し続けます。これらの取り組みの中で、川上(材料/プロセス/ULSI等)から川下(ソフトウェア/装置/システム等)までの幅広い分野の研究者の連携による相乗効果(共創場)を生み、将来の階層的なニーズ・シーズの技術サプライチェーンを創出して参ります。
現在、CIESコンソーシアムでは、世界トップクラスの国内外の企業との幅広い分野における産学共同研究、産業化の基礎となる先端分野の研究開発を担う大型の国家プロジェクトに加えて、裾野の広い産業化を目指す地域連携プロジェクトを3本の柱として、(1) 次世代半導体メモリから、高性能ボード技術やパッケージ技術、画像処理技術等の低消費電力化を実現する電子デバイスコンポーネントを中心としたIT分野の研究開発と、(2) 革新的なパワーマネージメント・低損失電力供給を実現する自動車向け電装部品コンポーネントを中心としたカーエレクトロニクス分野の研究開発を推進しています。